ボラティリティ インジケーター

ボラティリティインジケーターの紹介

ほとんどの初心者トレーダーは、ボラティリティを恐れています。ボラティリティというと、方向性のない不安定な相場のことだと思われがちですが、熟練のトレーダーは、ボラティリティのない相場を望んでいません。彼らは、相場が急激に動かないと、きちんとした利益を上げる確率が低くなることを理解しています。

ボラティリティインジケーターは、適切な取引シナリオを保証するのに十分なボラティリティを持つ相場を客観的にピンポイントで示すツールです。

ボラティリティインジケーターとは？

ボラティリティインジケーターは、取引可能な商品や通貨ペアのボラティリティのレベルを客観的に測定し、表示するテクニカルインジケーターです。

このバージョンのボラティリティインジケーターは、ヒストグラムのバーを描画して、ボラティリティのレベルを測定・表示します。相場のボラティリティのみを測定し、相場の方向性を測定しないため、これらの測定値は常にプラスです。また、ヒストグラムのバーの色は、相場に十分なボラティリティがあるかどうか、あるいは相場のボラティリティが非常に低くなっているかどうかを示すために変化します。

ボラティリティインジケーターの仕組み

このバージョンのボラティリティインジケーターは、相場のボラティリティを測定するために、基礎となる移動平均線を使用して計算するアルゴリズムを持っています。そして、その計算結果をヒストグラムのバーとして描画します。

前述したように、ヒストグラムのバーの色は変化して相場に十分なボラティリティがあるかどうかを示します。また、このアルゴリズムは、各相場の閾値を計算します。そして、現在のボラティリティの値と閾値を比較します。ボラティリティの値が閾値を超えている場合、ロイヤルブルーのヒストグラムのバーが描画され、ボラティリティの高い相場であることを示します。ボラティリティの値が閾値を下回っている場合は、灰色のヒストグラムのバーが描画され、ボラティリティの低い相場であることを示します。

MT4用ボラティリティインジケーターの使い方

ボラティリティインジケーターは、インジケーターの設定で感度を変更することができます。

インジケーターの基礎となる移動平均線の計算に使用される期間の数を変更することができ、これにより感度と特性が変更されます。これは 「MaPeriod」変数を使って変更できます。高い値を設定すると、ボラティリティの値は滑らかになりますが、反応は鈍くなります。逆に低い値を設定すると、反応が良くなりますが、不安定なボラティリティ値になります。

また、設定の中に「value（値）」という変数があります。この変数は閾値の計算に使用され、高ボラティリティと低ボラティリティの相場を識別するために使用されます。

低ボラティリティとタイトなレンジ相場

低ボラティリティの相場は、価格があまり動かないことを示すことが多いため、低ボラティリティの相場はタイトレンジ相場と一致することが多いです。ボラティリティが低いことを示すグレーゾーンが、価格チャートのタイトな相場と一致する傾向があることに注目してください。

多くのトレーダーは、相場のタイトな収縮を避けています。しかし、そのような相場の収縮の直後にモメンタムのブレイクアウトを期待する人もいます。

結論

ボラティリティインジケーターは、トレーダーにトレードの方向性を示したり、トレードのエントリーポイントをピンポイントで示したりするタイプのインジケーターではありません。しかし、一般的に収益性の低いトレードシナリオとなるタイトなレンジ相場を回避することができるため、非常に役に立つインジケーターです。

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