CCI インジケーター

CCI インジケーターの紹介

CCIは、ドナルド・ランバートが1980年にCommodities誌に発表したインジケーターです。CCI インジケーターは商品チャンネル指数（Commodity Channel Index）の略ですが、このインジケーター商品取引専用のものではありません。株式や通貨ペアなどの様々な取引可能な商品にも使用することができます。

CCI インジケーターとは？

CCIは、商品チャンネル指数とも呼ばれ、モメンタムの方向性や変化を示すオシレーターラインを用いたモメンタムベースのテクニカルインジケーターです。

CCIは、ゼロを中心に自由に振動するラインを描画し、-100と+100のレベルにマーカーを置いています。-200と+200にもマーカーを付けるトレーダーもいます。

CCI インジケーターの仕組みとは？

CCIは、代表的な価格と単純移動平均の差に、0.015と平均偏差の積をかけた比率を算出するアルゴリズムを使用しています。

CCI = (代表的な価格 – 単純移動平均) / (0.015 x 平均偏差)

この結果は、ゼロを中点とするオシレーターラインとして描画されます。また、この計算式では、結果の75％が-100～100の範囲に収まるようなデータが得られるはずです。

CCIインジケーターには様々な用途がありますが、最も基本的な用途はモメンタムインジケーターです。モメンタムは、CCIラインが-100から100の範囲を突破するかどうかで判断されます。CCIラインが-100を下回ると弱気シグナルが、100を超えると強気シグナルが表示されます。

CCI インジケーターの使い方

CCIインジケーターは、MT4とMT5に内蔵されているインジケーターですが、ダウンロードできるバージョンもいろいろあります。

CCIのMT4版とMT5版の両方で、ユーザーは「Period(期間)」を変更することができます。これは、インジケーターがCCIラインの計算に使用する期間の数を指します。これを変更することで、インジケーターの感度を調整することができます。値が高いほど、CCIラインは滑らかになります。値が低いほど、CCIラインはより反応しやすくなります。

買い取引のセットアップ

エンターのタイミングとは？

CCIラインが100を突破し始め、モメンタムやトレンドの方向性が強気に変化したことが示されたらすぐに買い注文を出します。

エグジットのタイミングとは？

CCIラインが-100にタッチしたら、すぐに取引を終了します。

売り取引のセットアップ

エンターのタイミングとは？

CCIラインが-100を下回り始め、モメンタムやトレンドの方向性が弱気に変化したことを示したら、すぐに売り注文を出します。

エグジットのタイミングとは？

CCIラインが100にタッチしたらすぐに取引を終了します。

結論

CCIインジケーターは、モメンタムインジケーターとして非常に役立ちます。しかし、このインジケーターには欠点もあります。CCIは、ブレイクアウトし始めた相場や反対方向のトレンドではうまく機能する傾向があります。しかし、レンジ相場であったり、新しいトレンドやモメンタムのブレイクアウトが見られない相場では失敗してしまいます。

また、ダイバージェンスだけでなく、平均的な反転など様々な取引手法にも使用できます。CCIインジケーターを使用する際にも、このようなアプローチを取ることができます。

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